北海道でエギングが楽しめる釣り場をいくつかピックアップしてみました。
釣れる範囲・釣れるイカの種類
全国的にはエギングというとまずアオリイカがイメージされますが、北海道ではアオリイカは道南の一部を除いて釣れず、ヤリイカ、マイカ(スルメイカ)、マメイカ(ジンドウイカ)の3種類が主なエギングのターゲットとなります。
ではどこでも釣れるのかというと、釣果情報が多いのは日本海側の小樽~積丹半島や函館周辺など道南エリアで、道北方面でも稚内周辺や留萌では釣れています。一方、単に人口の問題もあるかもしれませんが、道東、オホーツク海方面では情報が少なくなっています。
宗谷港
宗谷港は北海道稚内市にある港で、日本最北端の地として知られる宗谷岬のすぐ隣に位置しています。大岬漁港とも呼ばれるこの港は、比較的大きな港で、釣り竿を出せるポイントが多数あります。
この港では、様々な魚種が釣れます。チカ、ニシン、カワガレイ、クロガシラガレイ、コマイ、カジカ、クロソイ、シマゾイ、ヤリイカ、マイカ、サケ(アキアジ)、カラフトマス、アメマスなどが狙えます。
ヤリイカは春がシーズンで、エサ巻きテーラを使ったウキ釣りやエギングで狙えます。また、秋にはマイカが釣れることもあります。
港内のてっぺん公園には駐車場とトイレがあり、その横にはてっぺんドームがあるので、雨風を凌ぐこともできます。比較的大きな港なので、ウキ釣りとルアー釣りの人が混在するため、トラブルに注意が必要です。
羽幌港
苫前郡羽幌町にある港。マイカも釣れますが、が特にマメイカが有望であり、6月頃がハイシーズンといわれています。
増毛港
北海道増毛郡増毛町港町に位置する増毛港は、比較的大規模な漁港として知られ、多様な魚種が釣れる人気の釣り場です。海に囲まれたこの港では、魚釣りを楽しむ多くのアングラーが集まり、四季折々の釣りの魅力を体験しています。
ヤリイカやマメイカが入ってくることもありますので、エギングを試してみるのもおすすめです。
釣り場としての利便性も高く、駐車スペースが用意されているため、アクセスも容易です。また、中央岸壁には簡易トイレが設置されており、近隣には増毛町地域包括支援センターの公衆トイレも利用できるため、快適に釣りを楽しむことができます。
石狩湾新港
石狩湾新港は、石狩湾に面する港で、アクセスが良いため札幌からも近く、釣り愛好者にとって非常に人気の高いスポットです。この地域は釣り場として名高く、特にエギングやファミリーフィッシングに適した場所となっています。選べる釣り方も多様で、初心者から経験者まで幅広い層が楽しめる環境が整っています。
夜間には、エギングやテーラー仕掛けのウキ釣りを使用してマメイカを狙うことが可能です。
小樽港
小樽港は北海道小樽市に位置する巨大な港湾施設です。色内埠頭、第1~3埠頭、中央埠頭、勝納埠頭、北防波堤、南防波堤などから構成されており、一部立ち入り禁止区域もありますが、札幌圏から近いこともあり、石狩湾新港とともに年間を通して多くの釣り人で賑わう人気の釣り場となっています。
この小樽港では、エギングやウキ釣りでマメイカ、ヤリイカ、マイカが狙えます。
小樽港の人気ポイントとしては、北防波堤や厩町岸壁があげられます。ここではチカ、ニシン、ホッケ、マメイカ、マイカ、ヤリイカなどが狙えるため、多くの釣り人で賑わいます。また、北浜岸壁、南防波堤、勝納埠頭なども小樽港の有名なエギングポイントとして知られています。マメイカ、マイカ、ヤリイカなどのエギングターゲットが期待できる人気の場所となっているのです。
余市港
余市港は、北海道余市郡余市町の港町に位置する漁港で、積丹半島の魅力的な釣りスポットとして知られています。周辺の自然景観と豊富な魚種のおかげで、釣り愛好者の間で非常に人気があります。
余市港では、一部のエリアが立ち入り禁止となっており、特に最外側の北防波堤では釣りができません。しかし、南側の堤防は多くの釣り人にとって人気のスポットとなっており、ここでの釣りは多くの楽しみを提供しています。
夏の夜釣りではヤリイカやマメイカが特に人気で、エギングやスッテ仕掛け、さらには小魚の泳がせ釣りを駆使して狙うことができます。
兜千畳敷
北海道古宇郡泊村に位置する兜千畳敷は、道内屈指の人気磯釣りポイントです。積丹半島を代表する一級磯として知られ、シーズン中は多くの釣り人で賑わいます。
ルアーフィッシングや投げ釣りが人気ですが、ヤリイカやマイカ狙いのエギングも楽しむことができます。
岩内港
北海道岩内郡岩内町に位置する岩内港は、大規模な港で多くの釣りができるポイントが点在しています。
岩内港では、中央埠頭、フェリー埠頭、西防波堤がエギングの人気ポイントです。ヤリイカ、マメイカ、マイカの3種が狙えます。
なお、西防波堤は現在立ち入り禁止、釣り禁止となっていますのでご注意ください。
須築漁港
北海道久遠郡せたな町に位置する須築漁港は、変化に富んだ地形を有する好釣り場として知られ、水深も十分にあります。そのため、様々な魚種が狙えます。
須築漁港はエギングポイントとしても知られており、夏にはマイカ、秋から初冬にかけてはヤリイカが狙えます。港内は変化に富んでおり、マイカは港内の奥側や岸壁付近、ヤリイカは港口付近や水深のある場所が釣果が期待できます。
松前港
松前港は、北海道松前郡松前町にある港湾です。この港は水深があり、様々な魚種が生息しているため、釣り人にとって魅力的な釣り場となっています。
秋の夜釣りではヤリイカが面白い的となります。ヤリイカを狙う釣り方としては、エギングやスッテ仕掛けのウキ釣りが一般的ですが、地元の人々は「モガバリ」と呼ばれるイカ用のハリを使った独特の釣法で狙うそうです。
日浦漁港
日浦漁港は、北海道函館市日浦町に位置する美しい岬で、砂浜や荒々しい岩場が織りなす自然の風景が魅力です。この場所では、訪れる釣り人はワイルドな気分を味わいながら、様々な魚を釣る楽しみを堪能できます。
日浦岬周辺は、豊かな海の恵みを享受しており、釣れる魚種は多岐にわたります。代表的なものには、サバ、イワシ、マガレイ、マコガレイ、イシモチガレイ、ババガレイ、アイナメ(アブラコ)、カジカ、クロソイ、シマゾイ、ヤリイカ、マイカ、アオリイカ、サケ(アキアジ)、さらにはブリ(フクラギ)などが含まれます。このようなバリエーション豊かな魚種が釣れるため、釣り愛好者にとっては絶好の場所といえるでしょう。
また、日浦はイカ類が豊富に釣れることで知られています。特に秋のシーズンには、エギングやテーラー仕掛けのウキ釣りを用いてヤリイカやマイカを狙うことができるのが魅力です。加えて、北海道では特に道南地域にしか生息していないアオリイカも釣れる可能性があり、釣り人にとっては貴重な体験となるでしょう。釣りのポイントとしては、磯場の港寄りの角や港内の堤防の先端部が挙げられます。磯場は危険を伴う場合もあるため、夜釣りを行う際は港内での釣りが無難とされています。
山背泊漁港
函館市古武井町に位置する山背泊漁港は、南東風に強い釣り場として知られる漁港です。目立つ港ではありませんが、多くの釣り人で賑わうスポットです。
山背泊漁港で釣れる魚種は多岐にわたり、チカ、マコガレイ、カジカ、クロソイ、アイナメ(アブラコ)、マイカ、ヤリイカなどが挙げられます。
ヤリイカは、秋がハイシーズン。テーラー仕掛けやチカを使ったブランコ仕掛けのウキ釣り、エギングで狙えます。西防波堤の外側が人気ポイントです。
苫小牧西港
北海道苫小牧市に位置する苫小牧西港は、巨大な苫小牧港の一部を構成する港です。
*苫小牧西港は深く掘り込まれており、波の影響を受けにくいため、悪天候時でも釣りが可能で、マメイカやマイカがエギングで狙えます。ただし、現在は大部分が釣り禁止となっていまったため注意が必要です。
道東・オホーツク海のエギングポイント
前述の通り道東やオホーツク海方面ではイカの釣果はあまり聞かれない訳ですが、全く釣れないというわけではありません。ということで比較的有望と思われる釣り場をいくつかリストアップしてみました。
- 十勝港
- マメイカやマイカが釣れることがあるそうです。
- 釧路港
- 釧路西港の方でマイカが釣れることがあるそうです。
- 羅臼港
- 羅臼沖ではマイカがよく釣れており港にも入ってくることがある。
- 網走港
- 周辺では比較的有望で、マメイカやマイカが狙える。立入禁止の場所が多いので注意。
- 枝幸港
- マメイカやヤリイカが釣れることがあるそうです。
北海道の釣り場&釣果情報
アキアジ、サクラマス、アブラコ、カレイ、ワカサギ、石狩湾、小樽、積丹半島、島牧村、道南、函館、噴火湾、室蘭、苫小牧、十勝、釧路、網走、ウトロ漁港、オホーツク海、稚内、留萌、支笏湖、阿寒湖…
uosoku.com