アジングの基本

アジングに興味を持った人、アジングを始めたい人向けにアジングのやり方や必要な道具を簡単に解説しています。

  1. アジングとは
  2. アジングで釣れる魚
  3. アジングに使われるロッド
  4. アジングに適したライン
  5. リール
  6. 仕掛け
  7. 釣り方
  8. おすすめの釣り場
  9. 釣果情報

アジングとは?

アジといえば従来サビキ釣りやカゴ釣りなどのエサ釣りのターゲットでしたが、これをルアー(疑似餌)で狙ってみようというのがアジングです。
それほど歴史の古いものではなく、先に成立していたメバリングから派生してできたものだそうで、仕掛けもメバリングとほぼ同じとなっています。
仕事帰りにいけるような手軽さや繊細なゲーム性、更には食べても美味しいといった特徴から近年では非常に人気のある釣り方です。
アジは口が弱く上手く上顎に掛けなければバレてしまうので難しい部分もありますが、アジが釣れる釣り場は多く、初心者にも始めやすい釣りとなっています。

アジングで釣れる魚

アジングで釣れる魚

アジングで釣れる魚


アジングというぐらいなのでメインターゲットはもちろんアジ(マアジ)な訳なのですが、好むと好まざるとに関わらずシーバス、メバル、ムツ、ネンブツダイ、カマスなどの魚が釣れてくる可能性があります。
地域にもよると思いますが、特に厄介なのがネンブツダイ(通称金魚)で、群れに当たると投げても投げてもこれしかヒットしないという悲惨な事態に陥ります。またでかいシーバスがかかるとか細いアジングタックルでは取り込みに苦労することになります。

アジングに使われるロッド

アジングのタックル(ロッド:アジングロッド6-8ft、リール:スピニングリール1000-2500番、ライン:ナイロン、フロロカーボン、エステル2-6lb、ルアー:ジグヘッド+ワーム)

アジングのタックル


アジングでは1~5gほどの非常に軽い仕掛けを使用しますのでロッドもこの軽い仕掛けを扱うのに適したライトクラスのルアーロッドを使うことをおすすめします。(負荷のあっていない竿を使うと仕掛けが上手く操作できずトラブルの原因となります)。
標準的な長さは7フィート前後で、各メーカーからアジング専用のロッドが数多く発売されていますが、細かいことを気にしなければメバリングロッドやトラウトロッドを使っても問題ありません。シーバスロッドやエギングロッドは、ジグヘッドのみの仕掛けを使う際には厳しいと思われます。
おすすめのアジングロッド

アジングに適したライン

アジングで使用するラインには主にナイロンライン、フロロカーボンライン、ポリエステルライン、PEラインの4種類があります。特徴をまとめると以下のような感じになります。

ナイロン エステル フロロ PE
柔らか 硬め 硬い 柔らか?
比重 軽い 中間 重い 軽い
伸び よく伸びる あまり伸びない あまり伸びない ほとんど伸びない
感度 悪い いい いい 最高

PEラインは伸びがほとんどなく他のラインと比べて引っ張り強度が遥かに高いのでより細いラインを使うことができます。なので遠投したい場合にはPEラインがおすすめですが、根ズレには弱いのでフロロカーボンのショックリーダーを接続する必要があります。また風に弱く、軽い仕掛けは扱いにくい傾向があります。
ナイロンラインは値段は安いのですが、伸びやすくアタリがとりにくいので繊細なアジングには微妙です。
フロロは固く感度は高く、重いので波風にも強いのですが、クセがつきやすくトラブルが起きがちです。
エステルラインは、感度高めでフロロとナイロンの中間ぐらいの重さでいい感じなのですが、急な衝撃には弱いです。
釣り場の状況やスタイルの合わせて選ぶのがいいと思いますが、とりあえず巻いておくならフロロカーボンの4lb辺りが無難でしょう。

リール

アジングによく使われるリール

アジングによく使われるリール


アジングで使用するラインはナイロン・フロロカーボンで2~6lb、PEで0.2~0.6号程度なので、リールはこれが100mほど巻ける一般的な小型スピニングリールを選べば大丈夫です。
アジングは軽い仕掛けを扱う繊細な釣りですのでなるべくトラブルの少ないものを選びたいところです。
おすすめのリール

仕掛け

ジグヘッドの種類

アジング用・メバリング用ジグヘッドの種類

ジグヘッドの種類


各メーカーから様々な形状のジグヘッドが販売されています。
丸型が最も基本的な形のイメージがありますが、ラウンド型はワームを泳がすというより上下の動きに適しているので、アジングでは弾頭のような形のジグヘッドで、主さが1-3g程度のものがよく使われます。

ワームの種類と色

アジング用・メバリング用ワームの種類

ワームの種類


ストレート、ピンテール、シャッドテール、カーリーテールなど様々な形状のワームがあり、色もホワイト、ピンク、レッド、パール、イエロー、クリア、ラメ入りなど多様です。
どれがいいかは状況によって違うので複数用意しておくのがよいのですが、アジングの場合、長さ1.5~2.5インチ程度のピンテールワームでとりあえず試してみるとよいよ思います。色はホワイトかパールがおすすめです。

基本的な仕掛け

アジングの基本的な仕掛け ジグヘッド単体・スプリットショットリグ・フロートリグ・ハードルアー

アジングの基本的な仕掛け


最も基本的なのはラインにワームを刺したジグヘッドを直結するシンプルな仕掛けです。
風が強くて上手く飛ばなかったり、これでは飛距離が足りなかったりする場合にはジグヘッドの30~50㎝程上にシンカーを打つかフロートを追加します。シンカーには固定式と遊動式があり、食い込みが悪い場合には遊動式のものがおすすめです(固定→スプリットショットリグ、遊動→キャロライナリグ)。
またアジは小型のメタルジグやスプーンなどのハードルアーでも釣ることができます。

釣り方

アジング 基本的な釣り方

基本的な釣り方

シーズン

陸から狙う場合、アジは基本的には水温の高い時期によく釣れる魚です。ですので夏から秋が最も釣り安いシーズンだと思います。ただし、一部の地域や釣り場では冬にも釣果があり、ほぼ周年狙える場所も存在するので釣果情報を調べてから行くのがよいでしょう。。

時間帯、ポイント

アジは昼間でも釣れますが、アジングの場合は夜釣りが断然有利。
磯よりも漁港の方が釣りやすく、常夜灯周りが群れの集まりやすポイントとなっています。

アクション

ルアーフッシングには様々なテクニックがありますが、アジングではキャストして底まで沈めたら一定速度でただ巻きするだけのシンプルなアクションが基本的な釣り方となっています。タナは海底付近な場合が多く、リトリーブ速度はゆっくり目ですが、メバリングよりは多少早めなぐらいがよいと思います。

おすすめの釣り場

釣果情報