私が長年歩き回った群馬県の渓流釣り河川—利根川、神流川、薄根川、楢俣川、鏑川など—を対象に、ヤマメ・イワナ・ニジマスの生態と解禁期(概ね3/1–9/20)や遊漁券の必要性を含め実戦的に整理した。流域ごとの地形変化と釣法(ルアー・フライ・テンカラ)の選択理由を技術的に解説する一方で、地域文化と保全規範が釣り人の倫理に影響するという現実だといえる。私的な回想を交えつつ、実務と哲学をつなぐ視点で案内する。
利根川
群馬県を流れる利根川は、広大な流域を持つ大河川で、上流域では本格的な渓流釣りが楽しめます。みなかみエリアなど上流部には、ヤマメ、イワナ、サクラマスといった人気のターゲットが豊富に生息。ルアー、フライ、テンカラなど多様な釣法で狙え、解禁期間中は多くの釣り人が訪れます。源流域から本流まで、変化に富んだ環境で多様なスタイルの渓流釣りが体験できるでしょう。
神流川
群馬県多野郡神流町を流れる神流川は、多様な渓流魚が狙える人気のフィールドです。ヤマメ、イワナ、ニジマスといった渓流のターゲットはもちろん、アユ釣りも盛んです。上野村には本谷毛ばり釣り専用区域やキャッチアンドリリース区間、さらに冬季釣り場も設けられており、年間を通じて様々なスタイルで釣りを楽しめます。ヤマメやイワナは毛ばり釣りやルアーで、ニジマスはルアーやフライで狙うのが一般的。警戒心の強い魚も多いため、丁寧なアプローチが釣果を左右します。美しい自然の中で本格的な渓流釣りを満喫できるでしょう。入漁料が必要なため事前に確認し、人気の釣り場ゆえマナーを守って楽しみましょう。
桐生川
桐生川(群馬県桐生市東久方町)は中里橋・津久原橋、稲荷橋周辺や梅田湖、上流域など多彩な釣り場を持つ河川です。ヤマメ(3/1–9/20)は上流の渓流でルアー・フライ・テンカラ、ニジマスは梅田湖でルアーや餌釣り、アユは友釣りや鮎ルアーが楽しめます。梅田湖は一年を通じてニジマスが狙え、25〜30cmが中心で5g前後のスプーンが有効。オイカワ、ウグイ、コイ、ブラックバスも狙え、遊漁券は両毛漁協管理(アユ券約2、000円、その他約1、500円)。静かな渓相で多彩な釣りが楽しめるフィールドです。
鏑川
鏑川は群馬県高崎市などを流れる多種多様な釣りが楽しめる河川です。特に、渓流魚であるヤマメやイワナが狙え、澄んだ水と豊かな自然の中で本格的な渓流釣りを満喫できます。近年人気が高まるスモールマウスバスの好ポイントとしても知られ、流れの変化や障害物周りを狙ったバスフィッシングは多くの釣り人を魅了しています。さらに、多胡橋周辺を中心に大型のコイも豊富に生息し、吸い込み釣りなどで大物狙いも可能です。遊漁券は渓流魚で日券2、500円、年券10、700円(上州漁業協同組合)。24時間利用可能で、幅広いアングラーが様々な魚種をターゲットに訪れる、魅力的な釣り場です。
碓氷川
群馬県安中市などを流れる碓氷川は、渓流釣りの好ポイントとして知られています。特にヤマメやイワナが狙え、上州漁業協同組合による放流も行われています。西尾橋や五料運動公園周辺は放流場所で、多くの釣り人で賑わいます。フライフィッシングやルアーフィッシングが一般的で、橋桁下流の浅い平瀬や岸寄りの小場所が狙い目です。磯部ホテル磯部ガーデン下はアクセスも良く家族連れにもおすすめです。アユも盛んで友釣りやアユイングも楽しめますが、一部区間ではルールが異なります。ヤマメ・イワナは3月1日から9月20日まで、遊漁券は日券2、000円、年券10、700円。釣行の際は漁協の最新情報を確認しましょう。
楢俣川
楢俣川(群馬県利根郡みなかみ町)は奥利根の名渓で、尺超えのイワナや良型ヤマメが狙える渓流。堰堤上流や滝の釜、淵、ナメ床の岩陰や深沢・日崎沢などの支流が好ポイント。解禁は3月1日で雪解け後の4月以降が本格シーズン。釣り人の減少で魚影が濃く静かな釣りが楽しめる。入漁は利根漁協の日券2、000円・年券9、000円(コンビニ購入可)。林道を約2時間半歩く入渓が多く、夕マズメが特に有効。熊出没に注意して装備を整え、渓の美しさと釣りを満喫したい河川だ。
南牧川
群馬県甘楽郡南牧村を流れる南牧川は、アユ、ヤマメ、イワナ釣りが楽しめる自然豊かな渓流です。アユ釣りでは、7月上旬に18~21cmの良型が期待でき、1日で26尾の釣果実績も。川幅が狭いため移動しながら広範囲を探るのが効果的で、アユイングの牧田川チューンなど奥深い釣り方も楽しめます。ヤマメ釣りもフライフィッシング雑誌で紹介される名所で、落ち込みや巻き込みといった流れの変化を狙い、20cmを超える釣果も期待できます。春先や夏の夕暮れ時が特に有望で、馬坂川や星尾川などの支流も人気です。料金は上州漁協の遊漁券が必要で、アユ日券3、500円、渓流魚日券2、500円など。美しい自然の中で、それぞれ異なるターゲットと釣り方で、充実した一日を過ごせる群馬を代表する釣り場です。
烏川
群馬県高崎市を流れる烏川は、豊かな自然の中で多様な釣りが楽しめる一級河川です。特に上流部の倉渕町周辺は、美しいヤマメやイワナを狙える渓流釣りの好ポイント。解禁期間は3月1日から9月20日で、春には放流も行われます。ミノーを使ったルアー釣りやブドウ虫などの餌釣りが有効で、淵や落ち込みを丁寧に探るのが攻略の鍵です。朝夕のマズメ時が特に期待できます。また、アユの友釣りやアユイング、高崎市内で人気のスモールマウスバス、大型のコイ釣りも楽しめます。遊漁券は必須。美しい自然と多彩な魚種が魅力の烏川で、四季折々の釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。ただし、熊や増水には注意し、ウェーダーを着用して安全に楽しみましょう。
薄根川
群馬県利根郡川場村を流れる薄根川は、利根川水系の美しい渓流で、渓流釣りの名所として知られています。「渓流の女王」と呼ばれるヤマメやイワナ、そして夏にはアユ釣りも楽しめる多種多様な魚種が魅力です。ヤマメは3月1日解禁、5月上旬がベストシーズンで、ルアーやテンカラで20~30cmクラスが中心ですが、時には大型も期待できます。イワナは落ち込みの白泡や流れの筋を狙い、フローティングミノーや毛鉤が効果的。アユは7月上旬に解禁され、友釣りやルアー釣りで賑わいます。豊かな自然の中で心ゆくまで渓流釣りを楽しめる薄根川は、群馬県を代表する釣り場の一つです。遊漁券はFISHPASSでも購入できます。
桃ノ木川
群馬県前橋市などを流れる桃ノ木川は、身近なロケーションで多様な釣りが楽しめる河川です。特に渓流釣りファンにとって注目なのは、秋に桃ノ木川の荒砥川で行われるニジマスの放流。一番下流の堰付近が狙い目で、餌釣りはもちろん、軽量ルアーでのネイティブトラウトゲームも満喫できます。ヤマメの生息情報もあり、自然の中で渓流魚を追う醍醐味が味わえるでしょう。水深が浅く魚の姿を目視しやすいのも特徴です。コイ釣りの名所としても知られ、大型コイの実績も豊富。群馬漁業協同組合による料金設定で、日券や年券を利用でき、24時間釣りが可能です。遊歩道や護岸が整備されており、比較的アクセスしやすいのも魅力です。
黒坂石川
黒坂石川(群馬県みどり市)は渡良瀬川水系で草木ダムへ注ぐ渓流。道路からのアクセスが良く本流と枝沢が入り組むため、イワナ狙いの穴場です。餌のちょうちん釣り(イクラ・ミミズ)、テンカラの白系ドライ、ルアーはスピナーが有効。オーバーハングや滝壺、枝沢が好ポイントで、6〜7寸(約18〜21cm)が中心。渓流魚は3月1日〜9月20日が利用期間、日券1、500円・年券9、000円(両毛漁協)、15cm以下の採捕禁止に注意してください。










