北海道でカラフトマスが釣れる釣り場をいくつかピックアップしてみました。
釣れる範囲
北海道のと書きましたがカラフトマスはサケやサクラマスと違って北海道全域で釣れるというわけではなく、道東、オホーツク、道北方面が主な釣り場となります(その他の地域や下北半島など東北でも釣れることはありますが数が少なく狙って釣るのは難しいようです)。特に有名なのは知床半島周辺でしょう。
シーズンは短く7月下旬から9月中旬頃まで。釣り方はスプーンなどを使ったルアーフィッシングが主流となっています。
釧路港
北海道釧路市に位置する釧路港は、新釧路川を境に釧路東港と釧路西港に分かれる広大な港湾施設です。ルアーフィッシングでは、春になるとアメマス、サクラマスが狙えます。夏にはカラフトマスが、秋にはサケも釣れます。また、夜釣りではアブラコやソイなどのロックフィッシュもターゲットになります。
*新釧路川には6月1日から11月30日にかけて河口規制が実施されており、東防波堤・西防波堤間は規制範囲内に含まれます。この期間はサケ・マス釣りを控えてください。
各埠頭は車横付け可能です。トイレは第一埠頭、第二埠頭、漁業埠頭付近にあります。
知円別漁港
北海道羅臼町にある知円別漁港は、カラフトマス釣りの名所として知られています。この漁港の特徴は、港内にチエンベツ川が流れ込んでいることです。チエンベツ川の河口付近は、カラフトマスが渡り込む時期には絶好の釣り場となります。
カラフトマスのシーズンは7月下旬から9月頃にかけてで、この時期にはルアー釣り、ウキ釣り、ウキルアーなどの様々な釣り方で狙うことができます。特に人気の高いポイントは、チエンベツ川の河口横にある船揚げ場や岸壁周辺です。
一方、カラフトマスの季節外は地元民中心の釣り場となりますが、サビキ釣りでチカ、投げ釣りでカレイ類やコマイ、探り釣りでロックフィッシュ系などが狙えます。知円別漁港では、チカ、マガレイ、コマイ、アイナメ(アブラコ)、ガヤなども釣れる可能性があります。
漁港内には駐車スペースがありますが、トイレはないので注意が必要です。カラフトマスの渡り時期には多くの釣り人で賑わいますが、それ以外の時期は穴場的な存在となっています。北海道を代表するカラフトマス釣りスポットの一つとして、釣り人に親しまれている漁港なのです。
ホロベツ川河口
ホロベツ川河口は、北海道の斜里町に位置する非常に魅力的な釣りスポットです。このエリアは、ウトロ周辺を含む知床半島の西側にあり、特にカラフトマスの釣りが盛んな地域として知られています。カラフトマスの魚影が豊富であることから、シーズン中には多くの釣り人が訪れ、賑わいを見せるのが特徴です。ホロベツ川河口は、その美しい自然環境と共に釣りの楽しさを提供してくれる場所でもあります。
河口周辺では、海と川が交わる様子を眺めながら釣りを楽しむことができ、特にカラフトマスの釣果を狙うには絶好のロケーションと言えるでしょう。透明度の高い水と豊かな生態系が、釣りをする人々に素晴らしい体験を提供しています。訪れる釣り人は、日々のストレスを忘れ、自然との一体感を堪能することができるでしょう。
この地域の魅力は、釣りだけにとどまりません。ホロベツ川河口周辺の美しい風景や、豊かな自然も多くの人に愛されています。ウトロの町を訪れる際には、釣りをするだけでなく、周辺の観光スポットや自然散策を楽しむこともおすすめです。全体として、ホロベツ川河口はアウトドア活動を満喫するための理想的な場所です。
知布泊漁港
知布泊漁港は北海道斜里郡斜里町に位置する漁港で、普段は静かな雰囲気を楽しむことができる比較的小規模な港です。しかし、特に夏から秋にかけてはカラフトマスや鮭(アキアジ)釣りを楽しむ人々で賑わいます。また、地元では「日の出漁港」としても知られているこの港は、観光や釣りを楽しむ際の一大スポットとなっています。
カラフトマスのシーズンは7月から8月、続いてサケ(アキアジ)は9月から10月頃にかけての釣りに最適な時期です。これらの魚を狙う際には、サンマやソウダガツオの切り身を餌に使用するウキ釣りやウキルアーが効果的で、多くの釣り初心者でも簡単に挑戦できる釣りスタイルになっています。また、足場が比較的よい港内で釣りができるため、特に初めての釣りにチャレンジする方にも非常に適しています。
知布泊漁港には駐車スペースも確保されていますが、駐車可能なエリアに関しては制限があるため、事前に注意を払うことが重要です。また、港内には公衆トイレが設置されていないため、訪れる際はそれを考慮して計画を立てるのが良いでしょう。
このように、知布泊漁港は北海道での釣りアクティビティを楽しむための最適な場所となっており、最旬の釣りシーズンに合わせて訪れる方々が多く、釣りファンにとっての魅力的なスポットとして高い評価を受けています。
藻興部川河口
藻興部川河口は、北海道の紋別郡興部町に位置する釣り場で、大変人気のあるフィッシングスポットとなっています。この場所は特に鮭やカラフトの釣りポイントとして名高く、毎年9月には多くの釣り愛好者が訪れます。この時期、釣り人はサケとカラフトマスの両方を狙うことができ、豊かな釣果を期待できるのが魅力です。
藻興部川河口の環境は、釣りを楽しむのに非常に適した条件が整っています。川と海が交わるこの地点では、さまざまな魚種が集まりやすく、特に鮭やカラフトマスは回遊してくるため、釣り人にとって恵まれた狩り場です。特に9月は、彼らが遡上してくる時期でもあるため、釣り好きには見逃せない季節でしょう。
乙忠部漁港
乙忠部漁港は、北海道枝幸郡枝幸町にある漁港です。この漁港は、様々な魚種を狙うことができる釣り場として知られています。
乙忠部漁港では、チカ、キュウリウオ、ニシン、マガレイ、クロガシラガレイ、スナガレイ、カワガレイ、カジカ、コマイ、サケ(アキアジ)、カラフトマスなどの魚が釣れます。
夏場には、カラフトマスも釣れます。カラフトマスは港内の他、隣の乙忠部川河口付近でも狙うことができます。乙忠部漁港は、多様な魚種を狙える魅力的な釣り場なのです。