鮭とは?
サケは塩焼きやおにぎりの具として日本人にとってとても馴染み深い魚ですが、日本全国どこでもとれるというわけではなく、主に北海道と東北地方に分布します。
東北以南でもいくつかの河川では定常的に遡上がみられ、太平洋側の南限は千葉県九十九里の栗山川、日本海側では島根県の江の川だといわれています。
ただそれ以南の地域でも目撃例は数多くあるようです。
サケは川で産まれた後しばらくすると海へ降り、沖合いを回遊しながら生活します。
陸から釣れるのは産卵のため浅場にやってくるときで、夏の終わりごろから晩秋にかけてがシーズンとなります。
サケ釣りが盛んなのはやはり北海道が中心で、投げ釣り、垂らし釣り、ルアーフィッシングなど様々な釣り方で狙うことができます。
※ここでいうサケはシロザケのことで北海道ではアキアジとも呼ばれる。
投げ釣り
竿
4.2~4.5mの投げ竿で錘負荷30号以上の固めのものを使います。
メーカー | モデル名 | 自重 | カーボン | 先径/元径 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|
シマノ | サーフリーダー 425BXT | 530 | 99.7% | 3.0/23.9 | 30,000 |
ダイワ | ランドサーフ T 33号-425・N | 440 | 99% | 2.9/23.7 | 32,000 |
がまかつ | バトルサーフ 33号-4.3 | 435 | 99.9% | 2.8/22.1 | 76,500 |
リール・ライン
ラインはPEなら3~4号、ナイロンなら6~8号を使います。
リールにはこれが150m以上巻くことのできる、大型のスピニングリールを用意します。
大物相手なので、ある程度しっかりとしたドラグ付きのものを選びたいところです。
仕掛け・エサ
仕掛けは上の画像のような下オモリ式のものが一般的です。
幹イトにはフロロカーボンかナイロンの12~14号を使い、ハリスにはフロロ10~12号を使いフロートを通します。
ハリには専用のアキアジバリを使い、タコベイトなどを付け目立たせるようにしている人も多いです。
付けエサにはサンマやソウダガツオの切り身や赤く染めたイカの短冊が使われます。
ルアーフィッシング
ロッド
ロッドには硬めのシーバスロッドやショアジギングロッド、サケ用ロッドが使われます。
長さは9~14ftで、十分なパワーを持ったものを選ぶ必要があります。
メーカー | モデル名 | 自重 | カーボン | 先径/元径 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|
シマノ | AR-C TYPE XX S1000MH | 260 | 98.9% | 2.0/16.0 | 52,000 |
ダイワ | ソルティストAK 126H・N | 250 | 99% | 2.0/17.8 | 43,000 |
アブガルシア | SXJS-1063MH60-KR | 230 | 98% | 1.8/16.5 | 32,900 |
リール・ライン
ミチイトにはナイロンなら4~5号、PEなら2~3号を使います。
リーダーにはナイロンまたはフロロカーボンの8号を1m結びます。
リールはこれが150m程巻ける中型のスピニングリールを用意すればオーケーです。
仕掛け・釣り方
使われるルアーは30~40gのスプーンや12~14cmのミノーで、普通のルアーフィッシングでも狙えなくはないのですが、北海道でよく使われるのは右上の画像のようなウキルアー仕掛けです。
フロートには中通しの発泡ウキを使い、上下にウキ止めをつけて位置を調整します。
スプーンにはタコベイトを付け、更に人によってはハリにサンマやソウダの切り身をかけます。
もはやエサ釣りなのかルアーフィッシングなのかよくわかりませんが、これがよく釣れるそうです。
釣り方は仕掛けを投げたら超低速で表層引いていくのが基本となります。