ハゼの釣り方

ハゼとは?

ハゼは北海道南部から九州までの日本各地の内湾や河口に広く分布し、釣りの対象魚としても古くから馴染み深い魚です。
春に卵からかえったハゼは7月までに5,6cmに成長し、この頃から河口でハゼ釣りシーズンが始まります。
その後成長するにつれだんだんと深場に移動していき、冬から早春にかけて産卵をすると多くの個体は死んでしまうといわれています。
釣り方はウキ釣り、ミャク釣り、チョイ投げからルアーを使ったハゼクランクまで季節により色々な釣法が楽しめます。
夏から秋にかけては比較的簡単に数釣りができるのでファミリーフィッシングにも最適のターゲットです。
晩秋から初冬にかけては落ちハゼといわれる20cmを超えるような良型のハゼが狙えるようになります。
もちろん食べることもでき、定番はてんぷらやから揚げですが刺身もなかなか美味だそうです。

ポイント

堤防、港、河口、河川の下流域、海岸

シーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
× ×

※一例です。地域等によって変動します。

釣り方

ウキ釣り

ハゼ釣りで使われる仕掛け

ハゼ釣りで使われる仕掛け

夏から秋口の数釣りシーズンに効果的な釣法です。
竿は4mくらいのノベ竿がベストですが、コンパクトロッドやルアーロッドにスピニングリールといった組み合わせでもかまいません。
道糸には1~2号もナイロンライン、ハリスはフロロカーボン0.4~0.8号、ハリは袖バリの4~8号を使います。
最初にゴム管を通しそこに玉ウキを差し込み、適度な錘を打ち、ハリスと結べば完成です。
ウキ下は水深と同じか少し長めくらいに調整し、エサが海底に這うようにします。
エサにはアオイソメやゴカイなどの虫エサを使います。
ハゼは船の下や障害物のまわりにたまってることが多いので重点的に狙ってみましょう。

ミャク釣り

こちらも初期のシーズンによく行われる釣法です。
今度はウキを付けずに道糸をスナップサルカンに結びそこに1~2号のナス型の錘をつけます。
あとはスナップサルカンの上の方にハリスを結べば完成です。
ウキを使わないためよりダイレクトに魚のアタリを感じることができます。
小突くように軽く錘を上下させることで誘いになります。

チョイ投げ

ちょい投げとはライトな投げ釣りの事です。
軽めの投げ竿を使うかルアーロッドなどを使い、小型スペニングリールにPE0.6~1号を巻きます。
あと軽い錘(5~12号)を使う以外は普通の投げ釣りと一緒です。
晩秋以降のハゼが深場に移動したときに有効な釣り方です。
夏のような数釣りはできませんが良型が期待できます。

ハゼクランク

これは最近発明された釣り方で、何とハゼをルアーで釣ろうというのです。
使うルアーはクランクベイトという種類のもので、最近ではハゼクラ用のものの発売されています。
ロッドはメバリング用などのライトソルトルアーロッドかバスロッドを使い、リールはスピニングでもベイトでも大丈夫です。
アクションは簡単で、海底付近を時々止めながらゆっくりと通していけばハゼが喰いついてきます。
ハゼはルアーをエサだと思って食いつくのか、敵だとおもって攻撃しているのかは謎ですが意外と釣れるそうです。