庄内釣法とは
庄内釣法とは山形県の庄内地方(鶴岡市、酒井市周辺)で行われている独特の黒鯛釣りの釣法のことです。
庄内地方では昔から釣りが盛んで、その起源は江戸時代に当時の庄内藩の藩主が黒鯛釣りを推奨したことにあるそうです。
もともとは庄内竿と呼ばれる、継ぎのない竹竿が使われていましたが現在では中通しのカーボンロッドが使われることが多くなっています。
竿の長さは釣り場に合わせて様々で、長いものでは8mにも達します。
そのため庄内釣りをする人は何種類もの長さの竿を揃えているそうです。
仕掛けはウキをつけないほぼ完全なフカセ釣り。
この仕掛けをサラシに流して、しばらくしたら糸を止め糸と竿先でアタリを取りながら釣ります。
シンプルな仕掛けを使うのでダイレクトに魚のアタリを感じることが出来るのが醍醐味です。
竿
専用の中通し竿やアユ竿を改造したものなどが使われます。
メーカー | モデル名 | 自重 | カーボン | 先径/元径 | 参考価格 |
シマノ | 庄内 XT19 5.7m | 170 | 95.1% | 0.7/20.0 | 30,400 |
宇崎日新 | 精魂 庄内5.9m | 210 | 66% | 1.3/15.7 | 20,800 |
リール・ライン
ミチイトはナイロンの2~2.5号えお使用。
リールは使うラインが100m程度巻ける小型の両軸(ベイト)リールを用意します。
仕掛け
ハリスはフロロカーボン1.5~2号程度で、ハリはチヌの1~4号を使用します。
ハリスとミチイトは直結でもいいですし、小型のサルカンを挟んででもオーケーです。
後は状況に応じてB~5B程度のガン玉を打てば完成です。