クエとは?
クエはスズキ目ハタ科の魚の一種で、西日本ではモロコ、九州ではアラとも呼ばれます。
主に本州中部以南の暖かい海に分布し、沿岸の岩礁帯を好んで棲息。
昼間は岩陰に潜みあまり活発に動かないが、夜になると泳ぎ回り魚やイカなどを丸呑みにして捕食する。
体長は最大で1mに達し、体重も30kgを超える。
陸から釣れる魚としては最大級の大きさで、食べても美味しいので磯釣り師憧れの魚だが、釣れる釣り場は限られ、そうした釣り場でもめったに釣れない。
とれる量が少ないため一般のスーパーなどにはあまり出回らないが、高級魚として知られ、特に鍋物は絶品。
竿
一般的な磯竿や投げ竿ではまったく歯が立たないのでクエ専用の竿を使用します。
メーカー | モデル名 | 自重 | カーボン | 先径/元径 | 参考価格 |
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ダイワ | 幻覇王別誂 クエH483 | 1,460 | 72% | 2.8/26.5 | 175,000 |
がまかつ | がまくえグレートインパルス60 | 1320 | 35.7% | 3.4/28 | 175,500 |
リール・ライン
リールはペンやアブといったメーカーから出ている大型の両軸リールを使います。
道糸にはナイロン60~100号というとてつもなく太い糸を使用します。
仕掛け
捨て錘式の仕掛けの場合は道糸をサルカンに繋ぎ、もう一方にはワイヤーを結んで親子サルカンと結合します。
親子サルカンの横の環にはワイヤーハリスを結び、下の環にナイロン10号の捨て糸とオモリを結べば完成です。
エサと釣り方
エサはムロアジ、サバ、ソウダガツオ、イカなどを一匹がけします。
活き餌でなくとも問題はないようです。コマセにはイワシを大量に撒き魚を寄せます。
釣り方はシンプルで仕掛けを投入したら専用の竿置きにセットしてアタリを待つ。アタリが出てもすぐには触らず、大きく竿が絞り込まれたらアワセを入れる。
大型の取り込みにはギャフを使う。力が強く釣り場も磯の場合が多いので協力者がいた方が安心。
ポイント
磯や一部の堤防。釣れる釣り場はかなり限られ、関東で本格的に狙うなら伊豆七島に行く必要がある。
シーズン
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
× | × | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
※一例です。地域等によって変動します。