関東地方の釣りシーズン、全15魚種の釣れる時期

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の釣りシーズンについてまとめてみました。

  1. アジ
  2. メバル
  3. クロダイ
  4. メジナ
  5. マダイ
  6. シーバス
  7. ヒラメ
  8. シロギス
  9. アオリイカ
  10. タチウオ
  11. キハダマグロ
  12. ブリ
  13. シイラ
  14. ブラックバス
  15. アユ

関東地方の釣りシーズンイメージ

アジのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
74 42 47 55 53 66 84 89 93 100 84 82

関東地方では、横浜、東京湾、外房、三浦半島、東扇島西公園、内房、南房、木更津、湘南、勝浦などの多くの場所でアジが釣れます。アジは回遊魚で、群れで行動しています。水深3mから50mほどの浅場から深場まで生息しており、サビキ仕掛けやジグヘッドリグを使用したライトゲームで狙うことができます。また、東京湾や相模湾では船釣りでのアジ狙いも盛んで、コマセ釣りの一種であるビシアジやボートアジング、バチコンアジングでアジを狙うことができます。

アジ釣りのシーズンは、春から秋にかけてがメインです。特に、初夏から盛夏にかけての産卵期になると、沿岸部に群れが接岸し、サビキ仕掛けで数釣りが楽しめます。アジの活性が高い時間帯は、朝夕のマズメ時や夜間です。

アジはエサを追い回す性質があるため、サビキ仕掛けにはコマセと呼ばれる撒き餌を使用します。コマセを撒くことでアジを集め、仕掛けに食いつかせます。ジグヘッドリグの場合は、小型のワームを使用して、アジの回遊コースにキャストして狙います。

アジは比較的小型の魚ですが、引きの強さと美味しさで人気のターゲットです。天ぷら、刺身、塩焼きなど、さまざまな料理で楽しむことができます。

メバルのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
100 91 88 63 57 42 37 31 28 37 52 69

関東地方では、三浦半島、横須賀、木更津周辺、内房エリアなどの沿岸部や沖合でメバルが釣れます。メバルは岩礁帯や海藻が生い茂る場所に生息する根魚で、特に夜間に活発に餌を求めます。

メバルを釣る方法は様々ありますが、基本的にはルアーやエサを使った釣り方が一般的です。ルアー釣りでは、ジグヘッドやミノーなどを使い、起伏の多い海底や岩礁帯を攻めます。エサ釣りでは、小魚やモエビ、イソメなどをエサとして使用し、岩礁帯や海藻の隙間などを探ります。

メバルは比較的環境の変化の影響を受けやすく、水温や潮の流れの変化に敏感です。そのため、釣果を得るには、メバルの生息場所や回遊ルートを把握し、それに合わせた釣り方を試すことが重要です。また、夜間や早朝に釣れることが多く、この時間帯に狙うことで確率を高めることができます。

クロダイのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
65 46 69 59 63 87 100 96 87 86 71 76

クロダイの生息域は広く、三浦半島、東京湾、湘南、内房、南房などの好ポイントがあります。

堤防や磯からの投げ釣りやウキ釣りで狙うことができます。エサにはアオイソメやオキアミが一般的で、ウキ釣りでは仕掛けを潮の流れに任せて、クロダイがエサを吸い込んだ時の変化をウキで感知します。投げ釣りでは重りをつけた仕掛けを遠投し、海底でエサを待ちます。また、近年ではチニングと呼ばれるルアーフィッシングも人気があり、小型のポッパーやペンシル、ワームを使ってクロダイを狙うことができます。

川崎新堤防、木更津沖堤などの東京湾の沖堤防では夏場にカラス貝やカニをエサに使ったヘチ釣り、落とし込み釣りで狙う人もいます。

メジナのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
100 78 85 47 44 51 48 43 56 70 73 85

関東地方の三浦半島や湘南、西湘、真鶴、南房、外房などでは、磯や堤防からメジナを釣ることができます。メジナは雑食性で、海藻や貝、甲殻類などをエサにしています。釣りの仕掛けは、ウキ釣りが一般的でエサにはオキアミや海藻が使用されます。

ハイシーズンは冬場で真鶴や三浦半島、房総半島の地磯では40㎝オーバーの良型が釣れることもあります。

マダイのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
98 58 66 87 72 63 58 57 69 91 89 100

関東地方の三浦半島、東京湾、相模湾、城ヶ島、南房、剣崎沖、大洗沖などでは、マダイ釣りが盛んです。

マダイは大型の海水魚で、体長は1メートルを超えるものもいます。体色は赤褐色で、背びれには黒い斑があります。マダイは群れで行動し、主に岩礁帯や砂泥底に生息します。幼魚は浅瀬で見られますが、成魚は水深50メートル以上の深場に生息することがあります。

ショアからでも釣れますが、船釣りで狙うのが一般的であり、釣り方は、コマセ釣り、ジギング、タイラバ釣りなどがあります。コマセ釣りは、撒き餌を撒いてマダイを寄せ、エサをハリに付けて底まで沈める釣り方です。タイラバ釣りは、タイラバと呼ばれる擬似餌を使用してマダイを狙う釣り方です。

マダイはゲームフィッシュとしても人気が高く、力強い引きが楽しめます。また、食用魚としても珍重されており、刺身、寿司、煮魚などさまざまな料理に利用されています。

シーバスのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
64 56 61 51 60 69 65 62 66 98 100 81

茨城県の涸沼、千葉県、茨城県の境を流れる利根川、東京の荒川、多摩川、横浜の鶴見川、湘南エリアの相模川河口などが、関東地方のシーバスフィッシングの好ポイントとして知られています。

また、東京湾ではボートシーバスも大変盛んで、その魚影の濃さは日本一ともいわれています。

シーバスを釣る際には、ミノーやバイブレーションなどのルアーを使用して、水底近くを重点的に探るのが効果的です。また、ベイトフィッシュの動きを真似したジグヘッドリグも有効です。シーバスは夜行性なので、夜明けや夕暮れが最も活発になります。主なパターンには春のバチ抜けパターン、秋のコノシロパターンがあります。

シーバスは回遊性が高く、潮汐や水温の変化に大きく影響されます。満潮時は河口や湾岸部に移動し、下げ潮時は湾奥や河川に移動する傾向があります。水温が高くなるとベイトフィッシュを追って浅瀬に移動し、水温が下がるとディープエリアに移動します。

ヒラメのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
76 44 39 34 48 57 63 44 41 71 100 97

関東地方においてヒラメ釣りの好適地として知られるのはオカッパリでは鹿島灘サーフ、九十九里サーフ、平砂浦、湘南サーフ、西湘サーフ、船釣りでは鹿島沖、大原沖、外房沖などです。

ヒラメは、砂地や砂泥地に生息する底生魚で、平べったい身体と鋭い歯が特徴です。海底に潜んで余り動きませんが、ベイトを見つけると凄い勢いで飛び掛かります。主なエサは小魚や甲殻類で、待ち伏せて捕食します。

ヒラメ釣りでは、活き餌を使用した泳がせ釣りかルアーフィッシングが一般的です。泳がせ釣りでは、アジやイワシなどの活き餌を長いハリスに付け、海底付近に漂わせて狙います。ルアーを使用した釣りでは、ヒラメの好む小魚や甲殻類を模したメタルジグやプラグを使用し、海底付近を探ります。

シロギスのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
34 24 29 47 77 100 100 82 67 59 53 36

関東地方でシロギスを釣る際、湘南サーフ、西湘サーフ、内房サーフなどの人気釣り場は、シロギスの好む浅瀬や砂浜が広がる絶好のポイントです。木更津や東京湾も安定した釣果が期待できるエリアです。

シロギスは、細長い体と銀色の体表が特徴的な魚で、主に海底近くの砂浜や浅瀬に生息しています。投釣りやちょい投げで狙われ、エサはゴカイやイシゴカイなどの多毛類が一般的です。また東京湾や相模湾では船釣りでのシロギス狙いも行われるています。

シロギスを釣るには、以下のコツがあります。

* 仕掛けは、錘にオモリ、針にはチヌ針やキス針を使用します。
* 餌を海底に軽く着底させて、ゆっくりと底を引いてきます。
* アタリがあれば、素早く聞き合わせて合わせます。
* シロギスの口は小さいので、優しく取り込みましょう。

関東地方では、春から秋にかけてがシロギスのシーズンです。中でも、5~6月と9~10月は大型が狙える時期とされています。シロギスの身は淡泊でクセがなく、天ぷらや刺身などの料理に適しています。

アオリイカのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
36 26 22 32 43 41 26 22 42 100 98 50

三浦半島、葉山周辺、西湘エリア、真鶴周辺、房総半島の南房、外房エリアが関東地方でアオリイカ狙いが盛んな地域です。

アオリイカは、甲殻類や小魚を捕食する捕食者です。潮の満ち引きに合わせて岩礁や海藻帯に生息し、エビ、カニ、小イカなどを待ち伏せして捕食します。春から夏にかけて産卵期を迎えます。

アオリイカ釣りの主な方法はエギングです。エギングでは、餌木と呼ばれるアオリイカに似せた疑似餌を使用して、イカを誘い寄せます。エギをキャストし、底をゆっくりと引くことで、イカを刺激して捕食させます。アオリイカは好奇心旺盛なため、派手な色や動きのあるエギに反応します。

エギングはボートや岸から楽しむことができ、さまざまな釣り場で挑戦できます。岩礁や海藻帯がある場所は、イカが隠れ場所や餌場としているため、好ポイントとなります。また、潮通しの良い場所もアオリイカの回遊ルートになりやすいので、狙い目です。

適したタックルは、長さ2.5~3mのエギングロッド、2500番程度のスピニングリール、PEライン0.8~1.2号です。エギのサイズは2.5~4号を使用します。

また、南房の館山周辺や真鶴半島周りなど大型が期待できるエリアでは、アジなどの活き餌を使ったウキ釣りやヤエン釣りでアオリイカを狙うアングラーも存在します。

アオリイカ釣りは、そのスリリングなファイトと美味しさで人気の釣りです。関東地方の豊かな漁場で、エギングでアオリイカとの駆け引きを楽しみましょう。

タチウオのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
65 39 32 24 37 42 65 62 71 100 79 52

タチウオは沿岸部に生息する魚で、細長い体形が特徴です。夜行性で、日没後から夜にかけて活発に活動します。

オカッパリでのタチウオ釣りのポイントは、漁港や堤防など明暗部がある場所です。ルアー釣りや餌釣りが一般的で、ルアーはメタルジグやジグヘッド+ワーム、餌はサンマやイワシの切り身を付けます。夜釣りで狙うことが多く、横浜や横須賀の東京湾側が釣りやすいエリアとして知られています。

東京湾では船釣りも大変盛んなで、走水沖は好ポイントとして有名です。船からの釣り方には、ジギング、テンヤ釣り(テンタチ)、テンビン釣りなどがあります。

タチウオは群れで回遊することが多く、一度ポイントが見つかると連続して釣れることがあります。また、潮の流れや水温に敏感で、条件が揃うと大爆釣の可能性もあります。

釣れたタチウオは刺身や塩焼き、煮付けなどさまざまな料理に利用できます。身は柔らかく、淡白な味で食べやすいのが特徴です。

キハダマグロのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
13 4 6 16 27 43 92 100 77 56 21 12

関東地方では、外房沖や相模湾の船釣りでキハダマグロを狙うことができます。

キハダマグロは大型回遊魚で、体長は最大3m、体重は100kgを超えます。表層から水深100mほどの深さまで広く分布し、小魚やイカなどの小型魚類を捕食しています。

キハダマグロの釣り方は主にジギングとキャスティングです。ジギングでは、金属製のジグと呼ばれる疑似餌を使用し、リールを高速で巻き上げてルアーにアクションを加えることで魚を誘います。キャスティングでは、ルアーを遠投し、一定の速度でリトリーブすることで魚を誘います。また、オキアミなどをエサに使ったコマセ釣りやエビングでもキハダマグロを狙うことができます。

キハダマグロを狙う際は、群れの動きを把握することが重要です。鳥が集まったり、海面が沸き立っていたりといった兆候があれば、近くにいる可能性があります。ヒットしたキハダマグロは、激しい抵抗を見せ、ファイトもスリリングです。釣り上げた後は、すぐに血抜きと神経抜きを行い、鮮度を保つことが大切です。

ブリのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
39 16 14 15 31 61 63 70 75 100 86 73

ワカシ、イナダなどと呼ばれる幼魚は千葉県の房総半島南部や神奈川県の三浦半島、湘南サーフ、西湘サーフなどで狙うことができます。釣り方はショアジギングやカゴ釣り、弓角を使ったサーフトローリングです。

船釣りでは、外房沖や三浦半島沖、相模湾でワラサ~ブリクラスが狙えます。釣り方は、コマセ釣り、ジギング、キャスティング等です。

ブリは大型で引きが強い魚で、獲物が掛かると豪快に走ります。そのため、ドラグ調整を適切に行い、強靭なラインとタックルを使用することが重要です。

シイラのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
5 2 4 2 9 39 79 100 60 32 19 1

シイラは関東地方の沿岸部でよく見られる海水魚で、特に相模湾、湘南、東京湾、三浦半島、南房、外房、館山、西湘、波崎などの地域で釣ることができます。ショアからでも釣れるますが、大型を狙うなら船釣りが有利で特に相模湾の平塚沖などが有名です。

シイラは回遊魚で、群れで行動します。主な捕食対象はイワシやアジなどの小魚で、高速で泳ぎながら獲物を追いかけます。ワラサやブリなど他の大型魚に追われている場合にも、群れで行動して身を守ります。

シイラの釣り方はルアーフィッシングが一般的です。使用するルアーはミノーやペンシルが適しており、タダ巻きやジャーキングで狙います。シイラは視覚が優れているため、きらめきのあるルアーが効果的です。

シイラの釣りポイントは、ストラクチャーの周辺や潮目、ブレイクラインなどです。群れを見つけたら、ルアーを群れの泳いでいるラインにキャストして誘います。ヒットすると、強烈な引きが楽しめますが、ジャンプすることもあるので取り扱いには注意が必要です。

ブラックバスのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
40 26 57 75 97 100 95 89 80 78 55 45

関東地方には、霞ヶ浦、相模湖、亀山湖、、北浦、亀山ダム、芦ノ湖、津久井湖、高滝湖、三島湖といった有名なブラックバスの釣り場があります。

ブラックバスは、攻撃的な肉食魚で、ルアーやエサに対して積極的に反応します。主な餌は小魚、甲殻類、昆虫などです。通常、水中のストラクチャー(倒木、岩礁、水草)の近くを回遊し、獲物を待ち構えています。

シーズンとしては、周年釣ることができますが、冬はあまり活発にベイトを追わなくなるため、春から秋にかけてが釣りやすい時期となっています。

バス釣りに使用するルアーは多種多様ですが、一般的なものとしてはクランクベイト、スピナーベイト、ワームなどがあります。クランクベイトは、中層を一定の軌道で引くことができるルアーで、ストラクチャーに潜むバスを狙うのに効果的です。スピナーベイトは、ブレードが回転して水をかき混ぜるルアーで、バスにアピールするフラッシングや振動を生み出します。ワームは、本物の生き物に似た動きや質感を持つルアーで、ストラクチャー付近やカバーの奥を狙うのに適しています。

ブラックバスの釣りは、ストラクチャーやベジテーションの配置を理解し、バスの習性を考慮してアプローチすることが重要です。また、適切なタックルを選択し、効果的なルアーを使用することも釣果を上げるためのコツとなります。

アユのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
5 7 34 32 38 100 83 75 59 29 13 7

アユは、清流を好む淡水魚で、関東地方では相模川、那珂川、酒匂川、多摩川などの河川で釣ることができます。また、鬼怒川や桂川などにも生息しています。

アユを釣るには、囮鮎を使って鮎を釣る「アユの友釣り」が一般的です。これは、生きているアユにかけ針を付けて、流すことでアユを誘います。アユが囮鮎にアタックするのを見計らってアングラーは素早く竿を合わせ、アユを釣り上げます。

また、近年はアユイングなどと呼ばれる鮎を模したルアーを使ったルアーフィッシングも行わています。

アユのシーズンは初夏から秋にかけてで、川のよって釣りができる時期が決まっているので注意が必要です。