富士見漁港の釣り場情報

富士見漁港では、シロギスを狙った投げ釣りが人気です。特に初夏になると、シロギスが浅い砂地で数多く釣れるため、釣り人にとっては絶好のシーズンとなります。釣り方の基本は、じっくりと沖に向かって投げ、ゆっくりと仕掛けを引いてくること。この動作がシロギスをおびき寄せるのに効果的です。

エサにはイソメ類が一般的に使用され、特にジャリメやアオイソメが好まれています。釣り場の水深が20〜30mになると、シロギスは深い場所に移動するため、初夏から初冬にかけての間が狙い目となります。富士見漁港の外側の岸壁には敷石やテトラが存在するため、取り込み時には注意が必要です。

ポイントとして、一度釣り人が多く訪れた場所では魚が減少しているため、できるだけ遠投を心がけると良いでしょう。また、波によって変化する海底の形状を観察し、魚が集まりやすい場所を見つけることも大切です。フグがかかるとハリスが切れやすいので、その点も留意して釣行を楽しんでください。

富士見漁港では、チヌはフカセ釣り、ダンゴ釣り、落とし込み釣りといった多様なアプローチで狙えます。日中でも釣果が期待できますが、特に夏から秋にかけては夜釣りがおすすめです。

フカセ釣りでは、アミエビや配合餌を混ぜた撒き餌でチヌを寄せ、オキアミやコーンなどを付け餌にして狙います。ダンゴ釣りでは、チヌが好む配合のダンゴに付け餌を包み込み、海底でゆっくりと崩れるようにして誘います。落とし込み釣りは、堤防際に付着したカラス貝などを捕食するために寄ってくるチヌを狙う釣り方です。カラス貝、フジツボ、タンクガニなどを採取して、堤防のヘチに落とし込んで誘います。

富士見漁港のチヌは警戒心が強いため、静かに釣り座を構え、丁寧にポイントを攻めることが重要です。