ワタリガニとは
ワタリガニとはガザミ、タイワンガザミ(地域によってはイシガニも)を指す総称です。
ガザミは北海道から九州まで、タイワンカザミは東北以南の地域の砂地や砂泥地に分布。
体長は比較的大きく、甲幅は15cmを超える。
食性は雑食で、小魚や貝類、ゴカイ類などを捕食する。
そのため夏場に投げ釣りをしていると時々、ワタリガニが釣れてくることがある。
しかし、本格的に狙う場合は左のようなカニ網仕掛けや(もはや釣りではないが)カニマンションを使うのがよい。
シーズンは夏から秋にかけてで、冬は深場に移動するためあまり採れなくなる。
味は非常によく、釣趣というより食べる目的で狙われる。
塩茹でや味噌汁からパスタまで様々な料理にすることができる。
竿
30号クラスで3.9~4.2mの投げ竿が使われる。
仕掛けの重みに耐えられれば、性能はあまり重要ではない。
漁港などでポイントが近い場合は竿を使わずに、カニ網をロープに結んで投げる人もいる。
メーカー | モデル名 | 自重 | カーボン | 先径/元径 | 参考価格 |
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シマノ | スーパースピンジョイ405CXT | 420 | 90.8% | 2.8/23.2 | 14,500 |
ダイワ | プライムサーフ T30号-405 | 420 | 92% | 2.5/23.7 | 13,000 |
ダイワ | エクストラサーフT30-405 | 420 | 94% | 2.4/23.7 | 22,500 |
リール・ライン
ミチイトはナイロンなら6~8号、PEなら3~4号が使われる。
リールにはこれが150m程巻ける大型のスピニングリールを用意する。
仕掛け・エサ
仕掛けは市販のカニ網を買うのが最も楽で、ハリスに中通すオモリ15~20号を通してこれに結べば完成。
エサには小アジやサンマやサバの切り身、魚のアラ、イカなどで、これを網に絡めつけて使用する。
どのエサがいいのかは謎だが、地域や人によって様々なエサが使われている。
釣り方
釣り方は簡単でポイントに投入したら、十数分放置してから回収するだけ。
運がよければ網にカニが絡まっている。
エサも取られず何の反応も無い場合はどんどんとポイントを変えて広い範囲を探っていくのがいい。
だだ網は引っかかりやすいので根の近くには投げてはいけない。