東北地方の釣りシーズン、全11魚種の釣れる時期

青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県の釣りシーズンをまとめてみました。

  1. アジ
  2. メバル
  3. クロダイ
  4. マダイ
  5. シーバス
  6. ヒラメ
  7. アイナメ
  8. アオリイカ
  9. ヤリイカ
  10. ブラックバス
  11. ワカサギ

東北釣りシーズンイメージ

アジのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
12 6 13 32 89 89 76 77 90 100 71 32

東北地方のアジ釣りでは、主な釣り場は漁港の堤防や磯場、船からの船釣りで楽しめます。アジは回遊魚のため、潮の干満や水温によって釣れる場所や時期が異なります。

アジは群れで行動する魚で、小魚やプランクトンを主な餌としています。釣りのテクニックとしては、サビキ釣りやアジングと呼ばれるルアーフィッシングが一般的です。サビキ釣りはアジを群れで釣るのに適しており、小型の疑似餌(サビキ仕掛け)を使用します。アジングは近年人気が高く、小型のジグヘッド+ワームを使うので小さなアジが相手でもスリリングなやりとりを楽しむことができます。

アジ釣りのベストシーズンは、水温が上がる春から秋にかけてです。東北地方では、5月頃になると産卵後のアジが浅瀬に回遊するため、釣果が期待できます。また、秋になると脂が乗ったアジが釣れ、旬を迎えます。

東北地方でアジが釣れる釣り場としては、仙台港、秋田港、男鹿半島周辺、牡鹿半島の堤防釣り、小名浜港などが知られています。

メバルのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
80 55 73 69 100 93 66 50 48 65 74 67

東北地方では、男鹿半島、石巻周辺、牡鹿半島、小名浜周辺、陸奥湾の夏泊半島など、さまざまな場所がメバル釣りの名所として知られています。

メバルは、岩礁帯や堤防付近に生息するスズキ目メバル科の魚です。主に夜間に活動し、エビや小魚などを捕食します。体長は一般的に20~30cm程度で、体は紡錘形で背びれには硬いトゲがあります。メバルの釣りには、餌釣りやルアーフィッシングが用いられます。

餌釣りでは、主に青虫やイソメなどの生き餌が用いられます。仕掛けは、ウキ釣り仕掛け、胴付き仕掛けやブラクリ仕掛けなどが一般的です。ポイントとしては、岩礁帯や堤防の際を狙い、餌を底付近まで落として待ちます。

ルアーフィッシングでは、ワームやミノー、シンキングペンシルなどのルアーが使用されます。キャストしてボトムを攻める、またはリトリーブによって中層を攻めるなど、さまざまなテクニックが用いられます。ポイントとしては、岩礁帯や堤防の際、またはベイトフィッシュの群れなどを狙います。

クロダイのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
37 18 32 45 100 89 55 48 64 69 47 37

東北地方では、岩手県から青森県にかけての沿岸部にクロダイが生息しており、特に男鹿半島周辺、牡鹿半島周辺、小名浜周辺が釣り場として知られています。

クロダイは、岩礁帯や磯場、河口付近などの浅瀬に生息する魚です。雑食性で、小魚や甲殻類、海藻などを捕食します。成長すると体長が60cmを超えることもあります。

クロダイを釣るには、フカセ釣りやウキ釣りなどの方法が適しています。エサはアオイソメやオキアミを使用し、岩礁帯の切れ目や海藻の周辺を狙います。クロダイは警戒心が強いので、静かにアプローチすることが重要です。

クロダイは、引きが強く、釣り人から人気のターゲットフィッシュです。東北地方では、春から秋にかけてが釣りシーズンで、穏やかな晴れた日に狙うとよいでしょう。

マダイのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
17 11 27 35 72 100 87 78 74 77 60 25

東北地方は、美しい海岸線と豊かな漁場を有し、マダイ釣りに最適な場所が数多くあります。特に、男鹿半島、仙台湾、陸奥湾、小名浜などの地域は有望です。陸奥湾はマダイの船釣りが非常に盛んで遠方から訪れるアングラーもいます。

マダイは、スズキ目スズキ亜目スズキ科マダイ属に属する海水魚です。体長は平均で50~60cm程度、最大で1mを超える個体も存在します。体は鮮やかな紅色で、側線の上下に青緑色の斑点があります。肉食性で、小魚、甲殻類、貝類などを捕食します。

マダイ釣りでは、主にウキフカセ釣りや船釣りなどの方法が用いられます。船釣りでは、船から仕掛けを海中に流し、マダイが掛かるのを待ちます。

シーバスのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
13 5 10 18 53 100 79 57 59 70 51 22

東北地方はシーバス釣りの有望なエリアです。シーバスは湾岸部や河川河口付近に生息するスズキ科の海水魚で、東北地方では以下の十三湖、雄物川、北上川、牡鹿半島、田代島、阿武隈川などがシーバスポイントとして知られています。

シーバスの釣り方は、一般的にルアーフィッシングが主流です。ミノー、バイブレーション、シンキングペンシルなどのルアーを使用し、キャストしてリトリーブします。シーバスは捕食本能が強く、小魚や甲殻類を捕食するため、ルアーの動きや色に反応します。

また、シーバスは水温や潮汐の影響を受け、満潮時や夜明け、夕方に活性が上がる傾向があります。河川河口付近では、潮の干満を利用したウェーディング釣法も有効です。

ヒラメのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
26 10 19 31 58 87 87 73 98 100 69 38

東北地方では、仙台サーフ、仙南サーフ、牡鹿半島、小名浜港沖堤防などのポイントでヒラメ釣りを楽しむことができます。また、ヒラメは堤防からも狙えます。

ヒラメ釣りでは、生きた餌のイワシやアジを使った泳がせ釣り、またはルアーを使用したルアーフィッシングが一般的です。

ヒラメは通常、海底付近に生息しており、カレイなど他の底物と同様に砂や泥に潜んで獲物を待ち構えます。そのため、釣り糸が海底に擦れないように注意する必要があります。

アイナメのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
100 45 46 45 74 74 49 25 17 44 99 100

東北地方におけるアイナメの釣りでは、岩場や堤防などの障害物が多いポイントが狙い目となります。代表的な釣り場としては、牡鹿半島や三陸沿岸、福島県の小名浜周辺が知られています。

アイナメ釣りの基本的な方法は、ルアーフィッシングや餌釣りです。ルアーフィッシングでは、ジグヘッド+ワームまたはシンキングミノーやバイブレーションなど、障害物を回避して根魚を狙えるルアーが有効です。餌釣りでは、ゴカイや青イソメなどの虫エサ、小魚などの活き餌が使用されます。足元の岩場や堤防の際を狙って仕掛けを投入し、アイナメが潜んでいるであろう隙間や穴の中にエサを送り込みます。

アイナメは口が大きく貪欲な魚なので、アタリがあれば迷わず合わせましょう。ただし、障害物が多い釣り場では根掛かりしやすいので、やや強引に抜き上げる必要があります。

アオリイカのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
3 1 0 1 1 10 10 22 100 84 21 5

東北地方では、山形県の酒田周辺や秋田県の男鹿半島などの日本海側でがアオリイカの有望な釣り場です。メインシーズンは秋で

アオリイカは、春から秋にかけて浅い海域にやってくるイカです。夜行性で、主にエビや小魚を捕食しています。遊泳力が強く、を素早く追いかけてきます。エギと呼ばれる一種の疑似餌を使用した釣りであるエギングで狙う人が多いです。

アオリイカ釣りは、比較的手軽に楽しめる釣りですが、以下のポイントを押さえることが重要です。

* **ポイント選び:** 潮通しの良い岩場や藻場、堤防の周辺が狙い目。
* **エギの選択:** エギのサイズは、イカの大きさに合わせて選択します。また、エギの色や形状も場所や時期によって変えてみると効果的。
* **キャストとフォール:** エギをキャストしたら、着底させてからゆっくりとフォールさせます。アオリイカはフォール中にエギに反応してきます。
* **シャクリ:** エギをフォールさせたら、ロッドをゆっくりとシャクリます。シャクリの強さとリズムがイカの興味を引き付けます。
* **フッキング:** アオリイカがエギを抱いたら、強く合わせます。アオリイカは墨を吐くため、一気に引き寄せましょう。

ヤリイカのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
79 31 35 29 61 14 12 8 10 45 98 100

東北地方はヤリイカの豊かな漁場として知られており、岩手県の各漁港や宮城県の牡鹿半島、福島県の小名浜周辺などの釣り場で盛んに狙われています。ヤリイカは夜行性で、一般的にはエギングと呼ばれるルアーフィッシングで釣られます。エギはイカの捕食対象となる小魚を模したもので、それを巧みに操り、イカに抱きついてもらいます。ヤリイカは群れで行動することが多く、一度群れを見つけると数釣りが楽しめます。彼らの生息水深は通常4~50メートル程度で、イカがエギに抱きついてきたら、ゆっくりと巻き上げてきます。ヤリイカはスレるのが早く、エギのカラーやサイズ、アクションなどを臨機応変に変える必要があります。また、イカの習性に合わせて、誘い方や巻き上げ速度を調整することも釣果を左右する重要な要素となります。また船釣りでもヤリイカが狙えます。

ブラックバスのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
10 6 17 32 62 100 88 81 76 57 31 14

東北地方は、桧原湖、阿武隈川、八郎潟、猪苗代湖などで、ブラックバスを狙うことができます。特に桧原湖はスモールマウスが釣れることで全国的に有名です。

ブラックバスは、トップウォーターベイト、クランクベイト、ジャークベイトなど、さまざまなルアーで釣ることができます。また、ワームやジグなどのソフトベイトも効果的です。ブラックバスはストラクチャー(障害物)の近くに潜む傾向があるため、木、岩石、草むらなどを狙うとよいでしょう。

ブラックバスは、主に小魚や甲殻類を捕食する肉食魚です。一般的に、夏場は浅瀬でエサを探し、冬場は深場に移動してあまり動かなくなるため釣るのが難しくなります。

ワカサギのシーズン

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
68 100 44 3 1 1 1 2 4 4 49 51

東北地方では、特に桧原湖、岩洞湖、花山湖、姉沼、小川原湖、猪苗代湖などワカサギ釣りを楽しむことができます。ワカサギは体長5~10cmほどの小型の淡水魚で、群れをなして回遊しています。冬場は水温低下に伴い、産卵のため浅瀬に移動します。

ワカサギ釣りの基本的な方法は、穂先が繊細な釣り竿と、ワカサギ用の小さめの針とエサ(紅サシなど)を使用した釣りです。水深や魚の群れの位置に合わせて、浮きを調整して仕掛けを投入します。ワカサギの群れが仕掛けに近づくと、アタリが出だすので、複数匹かかるのを待って引き上げます。

東北地方のワカサギ釣りは、氷点下の寒さの中で行われることも多く、防寒対策をしっかりと行う必要があります。また、湖や川の水深や流速は変化するため、仕掛けやエサを状況に合わせて調整することも大切です。