稲生沢川

稲生沢川では、アユ釣りが盛んに行われています。通常、6月から12月末までがアユの遊漁期間となっており、友釣りの人気が高いです。アユは良質なコケを食べるためにナワバリを形成する習性があり、友釣りではこの習性を利用して、オトリアユを囮にして釣り上げます。

また、友釣り以外にも、ドブ釣りや餌釣りでアユを狙うことも可能です。ドブ釣りは独特の毛バリを使用し、深トロがポイントとなります。稲生沢川漁業協同組合が遊漁券を発行しており、日券と年券があります。アユ釣りを楽しむ際は、漁協のルールを守って、安全に釣りを楽しみましょう。

稲生沢川でのオイカワ釣りは、仕掛けやエサを巧みに使い分けることで楽しむことができます。オイカワは清流を好むため、主に中流域から下流域での釣りが効果的です。釣りの季節はほぼ通年で、特に夏場が盛んです。エサ釣りでは、練りエサや川虫を使いますが、毛バリ釣りも人気で、蚊バリを使用すると良いでしょう。流れの緩い浅場を狙い、穏やかにエサや毛バリを流していくのが基本です。

特にピストン釣りと呼ばれるスタイルは、夏の川遊びと併せて楽しめる方法でお勧めです。水深30〜40cmほどの浅瀬に立ち、リズムよくサオを前後に動かしながらエサを変化させていくと、オイカワが反応してくれることが多いです。また、オイカワは流れの速い場所にいる成魚が好むため、ポイントを変えたり、同じポイントを流しすぎないように工夫することが重要です。都市近郊に生息するため、アクセスも良く、手軽に楽しめる釣りとして多くの人に親しまれています。