そのエギングで使用される餌木は元々漁具として発明されたものだそうですが、現在では各メーカーから様々なエギが発売されています。
エギを選ぶ際のポイントとしては①大きさ(号数)、②カラー・模様、③沈み方(シャロー、ノーマル、ディープ)などが挙げられますが、どれがいいのかはその時々の状況によって違いますので数種類用意しておいて釣り場で臨機応変に変えていくのがよいでしょう。
シャロータイプでおすすめのエギ
シャロータイプは浮沈速度の遅いエギのことをいいます。ただシャロータイプといっても実際の浮沈速度や重さはメーカーによって若干異なったりします。
号数 | エギ王シャロー | エギ王スーパーシャロー | 3.0号 | 約5.5~6.0秒/m(15g) | – |
---|---|---|
3.5号 | 約5.5~6.0秒/m(20g) | 約8.0~10.0秒/m(19.5g) |
4.0号 | 約5.5~6.0秒/m(24g) | – |
ノーマルタイプでおすすめのエギ
ディープタイプとシャロータイプの中間に位置する最も普通な沈み方をするエギになります。アオリイカ以外にもコウイカやヤリイカなどに幅広く使えます。
号数 | ダイワ | シマノ | ヤマシタ |
---|---|---|---|
2.5 | 4.75秒/m/(9.5g) | 約5.0~5.5秒/m(10g) | 約5~5.5秒/m(10g) |
3.0 | 4.25秒/m(13g) | 約3~3.5秒/m(14.5g) | 約3.5~4.0秒/m(15g) |
3.5 | 3.75秒/m(18.5g) | 約3~3.5秒/m(19.5g) | 約3.0~3.5秒/m(20g) |
4.0 | 3.75秒/m(23.5g) | – | – |
ラトルといいうのは玉のようなもののことでこれが入っていると餌木を動かした時にシャカシャカ音が出てアピールになるといわれています。
ディープタイプでおすすめのエギ
潮の流れのはやい釣り場やボートエギングでは沈む速度の速いディープタイプがよく使われます。
号数 | シマノ | ハリミツ | ヤマシタ |
---|---|---|---|
2.5 | 約3.0秒/m/(11.0g) | – | 約3.0~3.5秒/m(11g) |
3.0 | 約3.0秒/m(16g) | – | 約2.6~3.0秒/m(17g) |
3.5 | 約3.0秒/m(19.5g) | -(25g) | 2.3-2.7秒/m(22g) |
夜釣りで活躍する夜光タイプのエギ
アオリイカは日中でも釣れますが、夜釣りの方が有利の場合も多く、夜釣りを意識した蛍光カラーのエギが数多く発売されています。怪しげに光るエギに烏賊も興味深々になるはずです。
春から初夏のアオリイカに適したエギ
アオリイカ冬に一旦深場へ移動しますが春になると再び浅場へやってきてアジやメバルなどの小魚を盛んに捕食します。
この頃のアオリイカはサイズが大きくなっており、1kg、2kgという大物も釣れるのでエギも3.5号や4号がメインで使われます。
カラーは潮が澄んでいる時はナチュラル系、潮が濁っている時は派手めなカラーが効果的といわれますが、その時々で違うのでとりあえずはピンク、赤系統の色でやってみるのがよいと思います(エギの背中にアワビシートを貼るのもアピールになるとされます)。
アオリー大分型布巻は4.5号までラインナップがあるので離島などで超大型を狙うのにもおすすめです。
秋のアオリイカに適したエギ
アオリイカ夏までに産卵を終えると基本的に死んでしまいます。なので秋に釣れるイカは数ヶ月前に産まれた子供のイカです
当然サイズはまだ大きくありませんので、エギも2号~3号程度の小型のものを使用します。
秋のアオリは好奇心旺盛でダート(左右への不規則な動き)によく反応するので、ダートタイプのエギを使ってみるのもよいかもしれません。
ヒイカに使える小型のエギ
ヒイカはとても小型のイカで、アオリイカやコウイカを狙うような3号前後のエギでは大きすぎてなかなかかかりませんので、1.5号~2号ぐらいの小さな餌木を使って狙います(竿もエギングロッドではなくメバリングロッドなどを使う人もいます)。
エギングの仕掛け
エギングではエギ単体で使う場合がほとんどなので、PEラインにフロロカーボンなどのリーダーを接続してリーダーの端をスナップに結びそこにエギをセットすれば完成です(エギのアイに直結することもできますが、動きが悪くなるのと交換の際にいちいち結び直すのが面倒なのでエギング用の小型スナップを使うことをおすすめします)。
コウイカやタコなどの海底付近にいるターゲットを狙う場合は、エギにスナップでナス型オモリを追加するなどしてエギを重くすることもあります(カンナを交換するなどしたタコ用のエギというのも販売されてます)。
また船釣りやボート釣りでは中オモリを挟んだ仕掛けが使用されることもあります。