落とし込み・前打ち・へち釣り

落とし込み・前打ち・へち釣りの違い

落とし込み、前打ち、へち釣りとも似たような仕掛けを使用しますが、違いはどこにあるのでしょうか。
あくまで私見ですが、落とし込み→岸壁やテトラから貝や甲殻類が落ちていく様子を演出する釣り全般。前打ち→長めの竿を使用し少し沖目のポイントに仕掛けを入れる落とし込み。へち釣り→堤防や岸壁の際(=ヘチ)で行う落とし込み。堤防の低い東京湾中心に行われている。っと言った感じで理解しています。
これらの釣りで狙える魚は黒鯛(チヌ)を中心にメバル、アイナメ、カサゴ、スズキ、サンバソウ(石鯛)など多彩です。
タイコリールにガン玉を打っただけの仕掛けといったシンプルなタックルを使うので、魚のアタリがダイレクトに伝わり、スリリングなやり取りを楽しむことができます。

使われる竿

黒鯛の落し込みタックル(竿:ヘチ竿2-2.7m、リール:タイコリール、ライン:ナイロン2-2.5号、ハリス:1.5-2号、ハリ:チヌ4-6号、小物:サルカン、ガン玉)

落し込みタックル(短竿スタイル)


落とし込み釣りでは基本的に専用のロッドが使用されます。
しかしけっこう高いものが多いのでとりあえず試してみたいのならルアーロッドなどで代用してみてもいいかも知れません。

へち竿

メーカー モデル名 自重 カーボン 先径/元径 参考価格
シマノ ヘチスペシャル H285 173 99.4% 0.9/12 53,000
ダイワ MS-280M 155 80% 0.4/23.0 44,000
がまかつ へちさぐり銀治郎 H 2.7m 147 86.9% 0.85/12.1 46,000
宇崎日新 極技へチ2.70 170 -% 0.82/20.7 27,500

前打ち竿

メーカー モデル名 自重 カーボン 先径/元径 参考価格
シマノ 前打ちスペシャルHHHF53 175 98.3% 0.8/26.4 48,000
ダイワ BJS 前打ち T-53UM 160 99% 0.9/21.8 46,200
がまかつ マルチフレックス前打ち閃技MH 185 99.3% 0.7/22 58,000

落とし込み竿

メーカー モデル名 自重 カーボン 先径/元径 参考価格
シマノ 落とし込みスペシャルZ HF36-42 145 98.6% 0.8/26.4 46,000
ダイワ BJS 落とし込み T-40UM 165 99% 0.7/21.8 44,100
がまかつ がまチヌ 匠技落とし込み M 120 98.8% 0.75/22 46,500

タイコリール

タイコリール

タイコリール


落とし込み釣りではタイコリールと呼ばれる特殊なリールが使用されます。
これは一回転まわせば一巻きする非常にシンプルな構造で、竿と糸が一直線になるため落とし込み中に糸フケが出にくくアタリを捕らえやすいという特徴があります。
ドラグなしのリールも多く指で糸出しを調整しながら魚とダイレクトにやりとりします。

メーカー モデル名 自重 巻取り ギア比 ドラグ 参考価格
シマノ 鱗夕彩 Esplaty 67 120 21 1.0 1 16,000
ダイワ チヌ駒・X200 120 1 6,000
ダイワ BJ75 68 1 24,500
プロマリン チヌアクタス 137 1

仕掛け・ライン・エサ

仕掛けは単純で道糸とハリスを(直結もしくは小型のサルカンに)結んでがん玉を打てば完成です。場合によっては糸の動きがわかるように目印をつけることもあります。
落とし込み釣りで重要度の高いのはラインです。安いラインを使うと巻きがついてしまっていて、軽い仕掛けは思うように落ちていきません。落とし込み専用ラインが何種類か発売されていますのでそちらを使うことをおすすめします。
エサにはイガイ、カラスガイ、フジツボなどの貝類、タンクガニやモエビなどの甲殻類やストロー虫、アオイソメなどの虫エサ系が使われます。釣り場にあるものを採取して使ってみるのも面白いですが、沖堤防では禁止されていることが多いので注意です。
ハリは普通のチヌ針を使うか、カニ用、貝用などの専門のものを使います。